昨夜TBSで放送された生命誕生のスペシャル番組で、たくさんの赤ちゃん誕生のシーンを見ました。
赤ちゃん誕生の瞬間はどんな時でも感動的で、光そのものです(*^_^*)
そしてあの瞬間は全てのお母さんが産まれてくる我が子の無事と幸せを願っていると思います。
産まれてきた赤ちゃんもみんな一生懸命に生きようとして誰に遠慮することもなく泣いています。
みんなそうやって産まれてきたはずだし、そうやって産んだんだなーと感動にひたっている時にメールが届きました。
宮城県に住んでいる方で、3月11日の震災で自らも被災され現在は被災者の方々の支援相談員として活動しておられる方からです。
4月に友達からの依頼で使わなくなったランドセルやリコーダー、習字道具、鍵盤ハーモニカなどを仲間と集めて送らせてもらったのをきっかけに知り合った方です。
そのメールの内容で今の宮城県の現実を知り、情けないことに私はどこから何をすればいいのかわからずすぐに行動できないでいます。
そのメールには将来を夢見るどころか明日をどう生きるかと言った状態ですと書かれてました。
避難所から仮設住宅に入ったと同時に食料をはじめ一切の支援を打ち切られて、荒れ野原になった地区には店一軒ない状態で助けを求めて来られた方もいたそうです。
その上仮設住宅は雨漏りがひどく、エアコンも温度設定機能が働かなくて温度を上げれないために暖をとれてない人がほとんどだそうです。
布団は6人家族で2組しか支給されず布団で寒さをしのぐことすらできない状態で、復興を夢見て仮設住宅に移住したにもかかわらずこんな苦しい日々が続いている人が少なくないそうです。
早急にストーブや布団や食料が必要で対応策を思案中という内容でした。
ランドセルの時の私の考えは甘かったと思いました。
困難な中でも少しづつでも良い方向に行っているだろう、自分たちのランドセルはお役にたっているだろうと思っていた私は思い上がりで、現実は想像を超える厳しさでした。
今日も国会では震災に関する討論が行われていましたが、実際の被災地は置き去り状態という感じです。
何万人の死者とニュースからは一言で聞きますが、そのお一人お一人が昨日の赤ちゃんのように願い込められて産まれてきた命です。
そしてお一人お一人に大切な家族や友達がいるのだと思うと胸が苦しくなります。
希望を持ってとかあきらめないでという言葉もみんな被災地の方を思っての心からの言葉ですが、今こうして生の声を聴くとそんな言葉も軽く感じられ力のない自分にただ失望してしまいます。
思いつく限りの場所に声をかけてみます。
もし何か力にと思われる方は私にご一報ください。