昨日、夫と初鑑賞でした
実は満員の映画館で私がポップコーンをひっくり返して、夫の機嫌がビミョーに悪くなったのですが、
(映画館のお兄さんごめんなさい<(_ _)>)
夫の様子は気にもせず、ずっと楽しみにしていた映画なのでかなり気合いを入れていました
「レ・ミゼラブル」はミュージカルの金字塔と言われる有名な作品で、前から興味はあったのですが、
実は今回映画化されて詳しい情報を知るまで、子供の頃に読んだ本「あー無情」だとは知りませんでした
夫には知らなかったなんて信じれない!と言われたのですが、恥ずかしながら知らなかったのです
多分小学4年生くらいの時に母からの強いススメで児童書「あー無情」を読み、その頃1番好きな本でした
母も昔から好きな本だったようなのですが、母的な教育として、「どんなに辛くて仕方なく盗んでしまったたった一つのパンであっても、盗みをはたらくと人生が狂ってしまうのだ!」ということを私に伝えたく、繰り返し解説していました。
その当時から、それはこの本の伝えたいことと何か違うな~とは思っていたのですが、やっぱり少し違うようです
でもその母の教育のかいあってか、当然のことか、子供の頃から、そのことはしかっりと私の潜在意識に植え付けられて育つことができました
そんな「あー無情」が有名な「レ・ミゼラブル」だったなんて、さらに思い入れが強くなりました。
それにしても日本語の「あー無情」というのも悲しい題名ですが、フランス語のmiserableも日本語に訳すと「惨め」という意味のようです
そのような絶望的な題名なのですが、実は物語は、絶望的な環境にあってもより良い明日を信じて今日を懸命に生き抜く様子、たとえ自分を偽る生き方を強いられても、人としての正しい道を模索する主人公の姿を描き出しています
誰かのために生きる尊さ、人と人の絆、困難に立ち向かっていく勇気、希望を持つことの大切さなどたくさんのことを思い出させてくれて、心から感動できる作品でした
それに19世紀のフランスが舞台であったことも、フランス大好きな私にはとっても興味深く、フランスの歴史を勉強したくなったし・・・
キャストの女優陣が二人とも大好きなアン・ハサウェイとアマンダ・セイフライドでその美しさにも魅了されました
ポップコーンをこぼしたとご機嫌斜めだった夫も、たくさん泣いていました
もう一度ゆっくり本も読んでみようかな~
そして母にも観せてみたいです
今年の初映画「レ・ミゼラブル」最高でした