毎日、新聞で目にするイジメ、大変な社会問題ですが、なかなか言及できずにいました。
お母さんの悩みでも上位の方で、とても深刻です。
それと実際はそこまででもなくても、過敏に反応して心配されているお母さんも増えています。
みんな安心して子供を送り出せていないのです。
我が子にいつ苦しみが、襲いかかるのではないかと不安で仕方ないのです。
私も長女が小学1年生の時に、いつもは何人かで帰って来てるのに、たまたま一人で帰ってきてるのを見ただけで、仲間ハズレにされたのではないかと心配になったりしてました。
娘が帰ってきて聞いてみると、たまたま一人になっただけと言っても、本当かなぁと心配はスッキリと晴れないものでした。
20年前ですらそんな感じだったのですから、今のお母さん方は、もっともっと過敏になっておられると思います。
学校や家族が早く気づいてあげることが大切ではありますが、もしどうしても気づけなかった時、
どうすれば解決できるのだろう?
では気づいて大人が介入して解決した後、本当に子供たちの心は、解決しているのでしょうか?
それで安心していいのでしょうか?
たくさんの問題があって、やらなければいけないことがたくさんあると思います。
実は、私にも少し体験があります。
中学2年の時に、大好きな仲良し4人組でいつも行動していて、ある日意味もわからず、他の3人から無視され始めました。
期間は、3か月足らずのことでしたが、2年生になって新しくできた友達で、3人のことが大好きだったので、
その苦しみは大変なものでした。
何が原因なのかわからないまま、
私が昨日までと同じように近づいて行くと3人がパーっと離れて行くのです。
移動教室に行く時も昨日まで一緒に行ってたのに、行こう!って側に行くと走って逃げられていました。
今までそんな思いをしたことがなかったので、最初は現実を受け止められず、悲しくて、家に帰ると毎日一人で泣いていました。
もちろん、両親に話すという考えはみじんも浮かびませんでした。
とにかく辛くて辛くて、毎朝学校に行くのが怖かったです。
そして無視をされ始めて1か月もしない頃から、死にたい!と思い始めました。
毎日どうやって死のうかと考えてました。
学校で一日、自分がどのように過ごしたか覚えていないほど、そんなことばかり考えていました。
でもそんな日々でも、私には小さな光を感じる時間がありました。
それは私にとって大変救われました。
放課後のバレー部で過ごす時間と家に帰ってからの時間です。
当然、バレー部の仲間にも自分が教室で無視されていることは、言えなかったし、
両親にも話していませんでした。
だけど何も知らなくても、私と普通に話してくれる人のありがたさ、両親の愛情はヒシヒシと感じれていたので「死にたい!」と思っては、「負けてはいけない!」とずっと繰り返していました。
それから3か月くらい過ぎた頃、何故こんな風に無視されるのか聞いてみようと決心し、
勇気を持って3人を呼びだしました。
その時は、ただ自分が無視される理由知りたいと思いました。
私が言った言葉で嫌な気持ちになったことをいくつか教えてくれました。
私は謝りました。
最終的には、「これからの言動を気をつける!」という形で許してもらい、
次の日から無視されることはなくなりました。
それから1年以上たって卒業の時のサイン帳に、その中の一人の友達が、「あの時はごめんね、本当にひどいことをした、ずっと謝りたかった」と書いてくれてました。
2年間の苦しみが消えていくような瞬間でした
今でもイジメという話しを聞く度にそんな中学時代を思い出します。
大人になってから思えば、その子たちと遊べないなら他に行けばいいんじゃない?!って思える程度のことかもしれません。
でもその当時は、このクラスからじゃなくて、この世から消えてしまいたいと思うほど辛かったのです。
私には、クラブの友達がいるから、家族が私を愛してくれてるからという気持ちが勇気になって、なんとか通り過ぎることができましたか、どこかで何かが違っていたら、歯車が狂っていたかもしれません。
そんな私の体験なんて取るに足らない小さなことで、もっともっと辛い思いを受けている子供たちはたくさんいます。
そして私が受けたようなささいな出来事が完全になくなる日は、簡単には来ないと思います。
だけど今、目の前にいる一人一人の子供に、せめて誰かに愛されてる、大切にされている自信だけでも、疑いなく持たせてあげたいです。
裁くことも、究明することも必要だとは思います。
心配することもやめられせん。
でもまずその前に今すぐ、目の前の子供に愛が伝わっているか、確認することから始めてみましょう!
意外に子供たちも愛されているか心配なものなのです。
一旦受けてしまった心の傷は40年経っても中々けせないものですから(・_・;